竜の道二つの顔の復讐者

2020年09月15日 23:52

大変面白かつた。結構感動的だつた。

復讐劇の中で葛藤と愛とを描いてきて最終回では「振り出しに戻つたとしてもまた同じことする」といふ人間の業のやうなものを描くに至つたやうな気がする。

車で去る竜一(玉木宏)を美佐(松本穂香)が「お兄ちやん!」と呼びながら追ひ掛ける場面でちよつと泣いてしまつたよ。

竜一は殺したから殺される。源平(遠藤憲一)は奪つたから奪はれる。因果応報だね。

『アウル・クリーク橋の一事件』風の終り方に沁々とした。

竜一の犯した罪の中で一番重いものは、もしかしたら大野木(川瀬陽太)の息子を人殺しにしてしまつたことかも知れない。人殺しである竜一が誰かに殺されるのは当然の報いではあるんだけれど。復讐は復讐を生む。遣る瀬無い。

玉木宏の包帯を巻いた上半身裸が逞しげだつた。素敵だ✨



『竜の道』は、全体を通して、ご都合主義的な所が色々あつたけど、演技が素晴らしくて演出脚本が相応に好かつたから、いつもキャラに感情移入して見入つてしまつた。

2020年09月08日 22:13

大変面白かつた。相変らず見入つてしまつた。

竜二(高橋一生)「俺はまゆみを愛せる」。
まゆみ(松本まりか)、こんな男を愛してしまつて切ないね。

追打ちをかけられてゐる源平(遠藤憲一)が印象的だつた。『恐怖新聞』の黒木瞳に続いて遠藤憲一も遺骨を齧るのかと思つてしまつたよ😁

美佐(松本穂香)が竜一(玉木宏)を愛してることを知つて吃驚する竜一。そんなことにも気付かない程、復讐一筋だつたのだね。

竜二は竜一から心が離れて行つてゐる訳ではなかつた。どういふ経緯で初回冒頭の展開になるのか?

次回最終回、復讐と愛の行方はどうなるのか? 細かいことだけれど、双子の実の両親が判明したりするのか?

2020年09月02日 00:56

大変面白かつた。

曽根村(西郷輝彦)「しかし、まあ、お前もよくもつもんだ。普通の人間つてのはさうさう何年も復讐心を持続できるもんぢやねえ。目の前の感情にとらはれて目的を見失つていく」

竜二(高橋一生)は「目の前の感情に囚れて目的を見失つてい」つてゐる状態のやうだ。今後益々竜一(玉木宏)から心が離れていくのだらうか。

竜二(高橋一生)の心は竜一(玉木宏)から離れていくだのね。第1話冒頭で竜一が竜二を撃つやうな場面があつた。あれはフェイクなどではなくてまんまの状況なのか?



2020年08月25日 22:00

大変面白かつた。些かトーンダウンしてゐたけど。

まゆみ(松本まりか)の揺れ動く女心が印象的だつた。

竜一(玉木宏)は大野木健斗(竜一が殺した大野木の息子)に殺されてしまふのか?

健斗の母親の治療費を送っていた健斗の父親の“友人”は竜一なのか?

竜二(高橋一生)はまゆみに対して情が芽生えてゐるのか?

晃(細田善彦)は父親を追い出すことで父親と同じような人間になっていくのか?

双子の実の父親は曽根村(西郷輝彦)なのか?

竜二は、美佐(松本穂香)に復讐のことを感づかれたし、源平(遠藤憲一)に正体を知られたし、竜一から大野木(川瀬陽太)殺しのことを知らされたしで、大変だよね。

果して双子は復讐を達成できるのか? ハラハラドキドキだ♪



2020年08月19日 00:14

大変面白かつた。

主なキャラ(双子、妹、親の仇及びその家族、主人公の会社のハッカー及び広報係)に感情移入してしまふから、見応がある。ま、突込所は多いんだけど(笑)。

今回は復讐よりも愛を巡る出来事が多く描かれてゐた。そのせいか唯でさへ昼ドラ風味なのに更に昼ドラ風だつた。まゆみや源平の「愛」の行方が気になる。

美佐の「そんな糞みたいな理屈に~」が印象的だつた。美佐は単なるお姫様的キャラではないやうだ。

美佐が両親の死の真相を知つた。美佐は、竜一竜二の近くに居るだけで竜一竜二の復讐計画の妨げになりがちなのに、今後は積極的に復讐計画の妨碍をしさうだ。

2020年08月15日 23:49

大変面白かつた。

片思とか、両思でもうまくいきさうにない関係とか、愛のない政略結婚未遂とか色々盛り込まれてて、メロドラマ的だ。「初め仲が悪かつた今野浩喜広報と奈緒ハッカーとが仲良しになる」なんてのもよくあるパターンだけど、どうなのかしらん。

尾上寛之の役は、案の定、善人面の悪人だつたよ。

親の仇から貰つたグッズを妹が後生大事に持つてゐるなんて随分と皮肉なことだ。兄貴にしてみれば驚愕だらう。

竜一(玉木宏)はブラジルにゐる時にまた整形して顔(と声と)を変へればよかつたのに。玉木宏主演でなくなるけど(笑)。因みに原作小説では二度整形してるやうだ。

まゆみ(松本まりか)と晃(細田善彦)とは、源平(遠藤憲一)と芙有子(斉藤由貴)との間の実の子供だつた。てつきり芙有子はまゆみ晃の継母だと思つてたよ。





大変面白かつた。話は昼ドラか森村誠一ドラマのやうに御都合主義的だけど、キャラはいい。演者は達者だし演出も悪くない。

砂川(今野浩喜)が主人公の協力者になる理由が曽根村(西郷輝彦)の時よりも更に雑で「何ぢや、そりや」だつた😁

遠藤憲一社長も斉藤由貴奥さんのことをそれなりに愛してはゐるのだね。

尾上寛之と高橋一生となら迷ふことなく尾上寛之だよね❗️✨❤️

2020年07月28日 23:24

面白かつた。当初の初回が終る辺りを過ぎた頃から些か飽きてきたけれど😁

原作小説のネタバレを読んだ限りでは、テレビドラマ版は原作と随分設定が違ふ。キャラも人間関係も多少複雑になつてるやうだ。西郷輝彦親分は原作よりも御都合主義的なキャラになつてるやうな気もしたけど。

竜一は親の敵を刺し殺さうとした時点で竜二とは進む道が決定的に違つてしまつたのだね。

遠藤憲一社長の
「大事な客の荷物を貴方の所の分も我々がしつかりと運ぶから安心しろ」
は嘘偽りのない言葉なんだらう。何だか狂気じみてゐて一寸怖くて印象的だつた。

斉藤由貴も松本まりかも細田善彦も演じてゐるキャラが刃物で誰かを刺しさうな感じがしたよ😁

阪本光希阪本颯希が結構可愛かつた。これはショタコンかしらん(笑)。


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